この記事は
娘が地方の国立大学附属小学校を受験して合格した ばるママ が書いています。
娘が合格して入学した後に
何人もの方から
「受験について教えて」とご連絡をいただいたの
“お友だちのお友だちのお友だち”みたいな方からも
沢山相談受けてたよね
そうなの。 うちは転勤族だから、地元の人間じゃないっていうのも、逆に聞きやすかったのかもね。受験の話ってなかなか聞きにくいから
ばるママは、みんなに同じように教えてたよね?
そう。みんなに合格して欲しいから、みんなに同じようにお伝えしたよ。でも、合格されるご家庭と、ご縁がなかったご家庭があったんだよね。だから、その違いって何かなとずっと気になっていたの。
合格する子の特徴、知りたい!
ばるママの個人的な見解ですが
受かる子の特徴をまとめてみました
国立小学校受験といっても、選考方法はさまざまですが、
娘が受験した学校は
・集団観察(行動観察・発育検査などいろいろな呼び方がされます) と
・親子面接
がありました。
筆記試験や抽選の実施はありません。
また受験したのは
・地方の国立大学附属小学校
です。
国立小学校に合格する子の特徴。
完全に個人的な見解ですが、これから国立附属小学校の受験をされるご家庭の参考になれば幸いです。
私立小学校や
倍率の高い都市部の国立小受験には
あてはまらないかもしれないのでご了承くださいね。
国立小学校受験に受かる子の特徴は 〇〇〇な子
集団観察(行動観察・発育検査)でみられるポイント
まずは、集団観察(行動観察・発育検査)でどのようなことが見られているかを考えていきましょう。
集団観察では
・個性
・発達の様子
・コミュニケーションの取り方
・生活力
・注意力
などが見られています。
指示通りに動けるか、待つことができるか
などもポイントになってきますね。
集団観察(行動観察・発達検査)の必勝法はこちらにまとめましたのでご参考になさってみてください。
親子面接でみられるポイント
次に親子面接ではどのようなことが見られるのでしょうか。
主にみられるのは
・家庭の教育に対する姿勢
・親子関係
です。
親子面接についての具体的な内容と対策と
合格した我が家はどのように回答したかなどについてはこちらにまとめました。
総合的に判断されて合格するのは 〇〇〇な子
では「集団観察(行動観察・発達検査)」と「親子面接」を通して学校はどう判断しているのでしょうか。
以前、塾の先生から聞いた印象的な言葉があります。
それは「学校は育てるのが楽しみな子を合格させている」というものです。
そう「受かる子」の共通点は「楽しみな子」だったんです。
行動観察や面接、各種の試験を通して
「ああ、この子をうちの学校で育ててみたいなあ。どんなふうに成長するだろう。楽しみだな」
学校はそんなふうに思える子を採用しているようなのです。
塾の先生の言葉を聞いた時には「そんなことある?」と正直思いました。
けれど、私は今回のわが子の受験を通して腑に落ちたんです。
活発な子、大人しそうな子、ニコニコした子、真剣な表情の子…
色んな個性の子が一緒に入学しました。
しかし共通していたのが、「自分の意志でここにいる」という感じがしたことでした。
まだほんの6歳の子どもたちですが確かに生命力を感じたというか…
そして、1人の子の親の私でさえも
「この子たちはみなどう成長していくんだろう!楽しみだなあ」と思ったのです。
自分の娘と一緒に同じ学び舎で過ごすお友だちの成長に、とてもワクワクしたのを思いだします。
合格する子の特徴「〇〇〇な子」を印象付けるには
受験に合格するのは、育てるのが楽しみな子。
でも、「楽しみな子」が合格するなんて言われても
正直困ってしまいますよね。
「楽しみな子」だと思ってもらうためには、一体どうすればいいのでしょうか。
そもそも、対策すればそうなれるものなのでしょうか?
成長スピードはなんとかなる
小学校受験の年齢は5歳、6歳。
その頃の年齢って、個人差が大きいですよね。
小さな大人みたいな受け答えができるような子もいれば、赤ちゃんのようにまだフワっとした子もいます。
個人差もありますし、性差もあります。
大抵、女の子は早熟で、男の子は幼い子が多いです。
娘と一緒に入学した子どもたちは、さまざまな子がいました。
きちんと座ってお話が聞ける男の子もいれば、好奇心が爆発して今にも駆け出していきそうな男の子もいました。
キレイな鉛筆でキレイな字がかける女の子もいれば、行く先々で鉛筆を無くしてきちゃうような女の子もいました。
個性も発達スピードもそれぞれ。
それでもあえて共通点を探すとすれば、目がキラキラしていたことでした。
受験用語に置き換えると「自主性がある」でしょうか。
受験時点での、できること、できないことはそれぞれ違っても大丈夫。
育てるのが楽しみな子というのは、逆を言えば伸びしろがあるということです。
ですので、発達のスピードはそこまで重要視されていません。
「今これができるか」というのはたいして問題ではないのです。
私立小受験だと、筆記試験が入ってきますので、早熟な子が有利になってきますよね。
その点、国立小で筆記がないところは、子どもらしい子(早熟ではない子)に優しい受験と言えるかもしれませんね。
親子面接でバレバレ
この子どもの「自主性」が露呈しやすいのが親子面接です。
子ども単体の集団観察でも大抵のことはわかりますが、
親子面接だと親の態度もみえてきますから、まず「親子関係」がよくみえます。
そると、子どもがどこまで自分の意思で行動しているかということも見えてくるんですよね。
ママやパパが子どもを受験させたくて受験に臨んだけれど、
本人は「行きたくない」「受験なんかしたくない」「興味がない」
と思っているご家庭は、親子面接で試験官の先生にバレてしまうんです。
受験前にご相談をいただいた方の中でも、
やはり子ども本人が「行きたくない」「受験なんてやりたくない」と思っているご家庭は、
ご縁がなかった印象があります。
一方で、子ども本人が「私絶対行きたい!」「僕は受験するんだよ!」と言っていた子は、合格していきました。
地方の国立附属小学校受験で合格する子の特徴は
学校側からみたら「楽しみな子」です。
そして、それに大きく関わってくるのが
受験する本人がその学校に行きたいと思っているかどうか
です。
やはりこども自身が「この学校に行きたい」「この学校でこんなことやりたい」と思っていれば、
自然と目がかがやき、何にでも積極的に取り組みます。
しかし、子ども自身が「なんでこんなことしなくちゃならないの」「本当はやりたくない」と思っていたら、それも態度にでてしまいます。
大人だって、やらされている仕事はやりたい仕事より身が入りませんよね。
子どもの意志というのは親子面接で必ず伝わります。
通いたい子が合格して、通いたくない子は通わない。
もともこもない結論ですが
結局子どもの希望が通るなんて、案外いい判断基準なのかもしれません。
多くの場合は電車やバスなどで地元の小学校より遠くに通うことになりますので、通学で体力と時間を消耗します。
また、近所のお友だちと気軽に遊べないという現実も待っています。
本人が行きたくなければ、たとえ合格したとしてもその後に辛いのは本人なのです。
なので「行きたい」子が合格する、というのは理にかなっているなあと思います。
でも、親としては国立小にいれたい そんなときは
でも、「親としては行かせたい」「けれど子どもがなかなか乗り気になってくれなくて」というご相談も受けます。
とてもよくわかります。
そういう場合は、受験させたい学校への見学をしてみたり、その学校に通っているお兄さんお姉さんと会わせる機会を作ってみたりして、本人が「行きたくなる」お手伝いをしてみるのはいかがでしょう?
コロナ禍で学校見学ができなかったこの2年間は本当にそのあたりができなくて苦労しましたよね。
これからはきっと学校見学や、行事の参観などがまた解禁されていくでしょう。
実際に学校の雰囲気を感じて憧れが芽生える、そんな機会を作ってみてはいかがでしょうか。
というと、通学しているお兄さんお姉さんに知り合いなんかいないです・・・という声が聞こえてきそうです(笑)。
私に受験情報を聞きにきてくださるママさんたちも、「友だちの友だちの友だち」みたいな方がほとんどです。
そうやって友だちをたどって、ツテをたどったりすることが、大変だけど案外近道のような気もします。
ただ、周囲の方にはあまり知られずに準備をしたいというお気持ちもわかります…。
そんな時は、受験の塾の先生にご相談してみるのもいいかもしれませんね。
たくさんの方から相談された身としては、全然嫌じゃないですしむしろ嬉しいので「なんでもご協力しますよ!」と思ってお話しをしてきました。
既に通われている方は、協力してくださる方が大半だと思います。
小学校受験に受かる子の特徴 まとめ
小学校受験、特に地方の国立大学附属小学校に合格する子は
-育てるのが楽しみな子-
そして、「育てるのが楽しみだなあ」と学校に思ってもらえる子は、
-子ども本人がその学校への入学を希望していること!-
以上です。
いかがですか?いけそうですか?
それとも
「そこが一番苦戦しているのよ」という悩みポイントだったでしょうか。
どうぞ、これを読んでくださった方みなさまのご希望が叶いますように。