こんにちは。ばるママです。
今日は教育の話ではなく、
自分の話です(笑)。
この記事は、
40代ではじめて歯科矯正にチャレンジした私が、自分の体験を元に
・金額と期間
・実際にやってみてはじめてわかったこと
・後悔したことと今の心境(矯正期間終了、保定中)
を書いていきます。
「歯科矯正したいな、どうしようかな」と悩んでいる大人の方の参考になれば幸いです。
海外でのドキドキ歯科矯正
私は現在タイのバンコクに住んでいるのですが、
こちらでは老いも若きも。
モデルさんから、教員、駐車場スタッフさんまで、
とにかくたくさんの方の笑顔に、
銀色のワイヤーがきらりと光っています。
日本でさえ大きな決断である歯科矯正。
お金もかかるし自分はあきらめていました。
けれど、小学校6年生の娘が「歯科矯正したい」と言い出したので、
情報収集をはじめました。
ネットで検索したり、友人に聞いてみたりしていたら
「バンコクなら日本の1/3で歯科矯正ができる」と知りました。
それなら、娘の下見がてら自分もやってみたいなあと思えてきたんです。
歯科医院の選び方
海外でなく日本でも同じだと思いますが、歯科医院を選ぶのってなかなか難しい。
私は結局、2年もかかってしまいました…
そんな中、信頼してお願いできそうな歯科医院を発見できました。
体験ブログを読んでいくつかの医院にしぼっていたところ、
ママ友がそこに通っていて「とってもいいよ」と背中を押してくれたのがけっこう大きかったと思います。
つまりクチコミですね。
お世話になった歯医者さんはクローバー歯科さんです。
日本に留学していたタイ人の女医さんが担当してくださり、
とっても信頼できました。
先生は日本語に堪能なだけでなく、日本人の気持ちをわかってくれるので、
心配事も相談しやすかったです。
私が気になっていたのは、途中で転勤になることと、抜歯が必要かどうかでした。
「途中で転勤になった場合はどうなりますか?」と聞いたら
「転勤先に知っている医院があればご紹介できます。
ただし、お金を期間で割って返金することはことはできません。」
と明確に答えてくださいました。
予約時間も正確で、予約した時間に行けばすぐにはじめてくれます。
また、矯正器具が口の中であたってしまって痛くて泣きそうな時、
LINEをしたら「明日にでもすぐ来てください」とすぐに予約を入れてくれました。
私は、これまでの人生で日本の歯科医院でも、
「信頼できる先生とちょっと合わない先生っているなあ」と思っていたのですが、
クローバー歯科さんは先生はもちろん受付のスタッフの方も
心から信頼できました。
途中で転勤になったらどうする?
転勤族として心配な「歯科矯正中での転勤問題」。
上記のように先生に相談して、どう対処すればよいかが見えてきました。
ポイントは2つ。
①歯科矯正の続きをどうするか
②お金がどうなるか
です。
やってみてはじめて理解できたことなのですが、
歯科矯正といっても使う器具や方針は先生によってさまざまなんですよね。
現状からゴールまでの道筋をプランニングして、そこまでに使う道具を決めて、随時調整しながら導いてくれるのが先生なのです。
歯科矯正の場合1~3年かかる矯正期間の全体を通しての契約になってくるので、
その全部がこみこみパックになってくるということです。
そのため、転勤で通えなくなった場合に新しい歯科医院で途中から引き継いでもらう
ということが基本的にできないわけです。
ただし、転勤で通えなくなるのは仕方ないこと。
そしたら新天地で新しく始めるしかないんです。
私は、こんな感じで自分の中で整理をしました。
…日本で歯科矯正をしたら100万円と聞いている。独身時代に貯めた100万円が予算だ。カウンセリングでは私の場合は1年半で終わりそうとのこと。その間に転勤になる可能性は50%。途中で転勤する場合にあきらめられる金額でやろう。34万円(次章でお金のこと書いてます)で半分くらいまで進めばお金はあきらめられる。新天地で続きをはじめればいい。それなら一刻も早くはじめよう…
そんなことを考えて決断しました。
独身時代にお金を貯めておくって大事です(笑)
バンコクの歯科矯正費用は日本の3分の1!
歯科矯正に保険が効かないのは、バンコクも日本と同様でした。
いつ転勤になるかもわからないこともあり、金額はとても重要でした。
私の場合はずばり
80,000バーツ。日本円に換算すると340,000円程でした。
矯正費用の内訳
340,000円の費用の内容です。
・矯正器具(上下) と調整料
歯を移動するための装置(自分では取り外し不可)
はじめに、ひとつひとつの歯に器具をつける。
その器具にワイヤーを通し、ワイヤーの締め具合で歯並びを調整。
月に1回通院し、先生に調整していただく。
ワイヤー調整が効かない角度の調整は、ゴムをかけて調整。
・リテーナー
歯の移動が終了した後に、歯の位置を固定するための器具
私の場合は透明のマウスピース
取り外しが可能なので、食事の際には外す
主な内容は以上です。
この340,000円の他に、矯正前の検査費用と
抜歯する場合の抜歯費用は別途かかる場合があるようです。
(私は抜歯をしませんでした。)
プランの選び方
クローバー歯科さんには、プランが大きく分けて3つありました。
・ブラケット (メタル/セラミック)
・デーモンシステム
・マウスピース
です。ブラケットはパッと頭に浮かぶアレです。
デーモンシステムは、見た目はブラケットとほぼ同じですが、進化版のようです。
マウスピースは、透明でパカッとはめるタイプのものです。
値段は上が安くて、下にいくほど高くなります。
私はデーモンシステムにしました。
先生に、デーモンシステムが一番早く仕上がると教えていただいたからです。
マウスピースは、痛いと取ってしまったり、つけ忘れたりして
期間がのびてしまう人が多いと聞いたのも理由です。
それから予算ですね。
できるだけ早く終って、予算が許すもの、ということでプランを決めました。
歯科矯正のプランは、歯科医院によって異なります。
裏側矯正といって、針金を歯の裏側につける方法もあるようです。
(これだと前から見えないですね。ただし、歯磨きはしずらいと思います。)
クローバー歯科さんはHPに詳しい説明と料金が書いてあり、
かなり熟読しました。熟読してもやる前はなかなかわかりませんでしたが、
明記してくれているのは安心感がありましたね。
大人の歯科矯正期間はどれくらい?
次に、期間ってどれくらいかかるか気になりますよね?
結論から言うと、期間は人それぞれですが、
期間の考え方はあります。
歯科矯正期間の考え方
基本的な矯正期間は
めざす歯並び-理想の歯並び×歯が動くスピード
で決まります。
歯が動くスピードにも個人差があるので、はじめる前に正確な期間はわかりません。
そして、どこまでの仕上がりを求めるのかもポイントになってきます。
女優さんのような口元を目指すのか。
それとも、ぱっと見恥ずかしくない程度でよしとするのか。
矯正前は自分の歯の状態(ひどさ)によって期間が決まると思っていましたが、
どこまでのキレイを目指すのかを自分で決め、
そこまでの距離の長さにより期間が決まるということに驚きました。
考えてみれば当たり前のことですが、
はじめる前には想像ができていませんでした。
抜歯する?しない?
理想のゴールにむかって歯をきれいにしていくなかで、
抜歯をするかしないかも、矯正期間を決める大きな要因となってきます。
抜歯をすると隙間を埋めるために歯の移動距離が長くなりますので期間も長くなります。
私の場合は、いわゆる出っ歯。
顎が小さく歯が収まり切れないので、スペースを求めて歯が前に出てしまっているタイプでした。
また、同じ理由で歯と歯が重なってしまっていました。
また、年齢を重ねるうちにどんどん歯の重なりが酷くなっているように感じていました。
歯に対してスペースが足りないのですから、
キレイにするには歯を取ってしまった方がキレイになります。
矯正前の検査結果では、私の場合は4本の「抜歯」が必要とのことでした。
ただ、「抜歯をすると慢性的に体調が悪くなる」と聞いたことがあり、
私は抜歯の決断ができませんでした。
すると先生が、
「どちらにしても、まずは歯並びを整えるのに6カ月間かかります。
歯並びが整った後に抜歯をして、今度は出っ歯を引っ込めていきます。
なので、抜歯をするかしないかは、6カ月間で歯並びを整えてから考えても間に合いますよ。」
と言ってくれました。
この言葉を開始前のカウンセリングの時に言ってもらったので、
「ここなら信頼できる!」と思い、クローバー歯科さんに決めた経緯があります。
クローバー歯科の先生は、毎回丁寧に疑問に応えてくれて
とても感謝しています。
結局、6カ月後に私は「抜歯しない」と決断しました。
歯と歯の重なりがなくなっただけで充分だと思ったことと、
やっぱり抜歯をして体調不良になるのが怖かったこと、
とにかく矯正を早く終らせたかったのが理由です。
抜歯をしなかったことで、私の歯科矯正は1年で終了しました。
(その後、保定期間はまだ続きます)
大人の歯科矯正 後悔と満足のはざまで
歯科矯正は高額のお買い物なので、
始める前にネットで結構調べたつもりでしたが、
ネット情報では必要な情報に上手くたどりつけないんだなと、改めて感じました。
(ブロガーが言うことではありませんが…💦)
というのも、
歯科矯正を始めた初日に、めちゃめちゃ後悔したからです。
後悔したのは・・・
①歯科矯正中の見た目
②激痛そして口の中の違和感と食べにくさ
③一生続く!?
この後悔については別記事にまとめました。
お時間とご興味ある方はご覧になってみてください。
現在の私は「保定期間中」ということで、動かした歯を定位置にとどめている期間中です。
食事の際には取り外しができるマウスピース型の「保定装置」をつけています。
歯の重なりはなくなったので満足はしています。
ただ、抜歯をしなかったので、言ってみれば出っ歯はそのままです。
前からみたらキレイだけれど、横からみたら同じ(笑)
オンラインで人と話をする機会も多いので、
画面いっぱいに顔が映る時なんかには、歯がきれいに並んでよかったなと思います。
また、日本人は”歯”への執着は低めだとは思いますが、
私が住んでいるタイや、アメリカなどではかなり重要視されているので、
やってよかったなとは思っています。
やらないで「いつかやりたい」という宿題を抱えているよりは、
やってみて「まあこんなものか」と思えている感じです。
「娘の歯科矯正の下見」としてはよかったかな。
「歯並びを変えたって劇的に美人になるわけじゃない」のは抗えない現実です(笑)。
私はなんでも自分で体験してみないと納得できないタイプなので、
歯科矯正にチャレンジしてみて満足しています。