転勤族のメリットは、今注目の「教育移住」ができちゃうこと!

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わが家は転勤族。
パートナーの転勤にともなう引っ越しは大変ですよね。
新しい土地でイチから生活を組み立てなければならない苦労は、
実際に体験してみなければわからないことだと思います。

そして、一番心が傷むのは、子どもの転校、転園ではないでしょうか?

お子さんの性格やタイプにもよりますが、
新たな学校(環境)にたった一人で飛び込ませるのは酷なことで、
「親の都合で可哀そうな思いをさせてしまっている・・・」と
思ってしまっている人もいるのではないでしょうか。

でも、そんな時は「これはチャンス」と思ってみるのはいかがでしょう?

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孟母三遷(もうぼさんせん)

「孟母三遷(もうぼさんせん)」という言葉を聞いたことがありますか?

子どもの頃、実家のトイレに四字熟語のマンガが置いてあったんですけれど(笑)。

小学生の私はなぜかこの「孟母三遷」がすごく気になったのを覚えています。
マンガの絵がお墓だったからかもしれません。

孟母(もうぼ)三遷(さんせん)の教(おし)え の解説

《「古烈女伝」母儀・鄒孟軻母から》
孟子の母は、はじめ墓場のそばに住んでいたが、孟子が葬式のまねばかりしているので、市場近くに転居した。ところが今度は孟子が商人の駆け引きをまねるので、学校のそばに転居した。すると礼儀作法をまねるようになったので、これこそ教育に最適の場所だとして定住したという故事。教育には環境が大切であるという教え。また、教育熱心な母親のたとえ。三遷の教え。

goo辞書

要は、親として子どもが育つ環境に注意を払うことが大事だよってことです。

この孟子のお母さんは、お墓の近く→市場の近く→学校のそばと
3回転居したというストーリーです。

これはあくまで例え話であり、私自身は、お葬式のマネや商人のマネをするのが悪いことだとは思いません。

子どもを育てたい理想というのは人それぞれで、何が正しいというのはないと思うのです。
葬儀屋さんを継がせたいなら、お墓の近くに住むのが一番の教育環境かもしれないです。

このお母さんは、たまたま子どもを学問の業界に進ませたいと思っていたのでしょうね。
だから、たどりついたのが学校のそばであったというだけのことです。

余談ですが、子育てって初めてのことなので、
やってみなければわからないんだよね~というところに、
おそれ多くも孟子のお母さんに共感してしまったりします。

「はじめから学校のそばに住めばよかったのに」ということではなくて、
試行錯誤しながらベストな環境を見つけたというのが、とてもいいではないですか。

子どもの頃の私が気になったのは、
「へー住む場所によって何か変わるのか~」というあたりだったと思います。
引っ越しとは縁がない家で育ったので面白いなと思いました。

今の自分が「孟母三遷」について思うのは、いい環境を求めて引っ越すの賛成!ってことです。

「転勤族」は教育移住ができる


転勤で引っ越しをするたびに、引っ越しに慣れてきました。
地域を選ぶポイントも、家を選ぶポイントも、少しづつ見えてきた気がします。

昔は、生まれた場所で一生を過ごす人が多かったから、孟母にように子どものために転居するなんていうのは特筆すべきことだったのかもしれません。

けれど、今の時代にあってはずっと同じ場所にいることよりも、状況や希望に応じて場所を移動していくのは、より自然なことのように思います。

私自身は、パートナーの転勤にともなって、東京→地方→海外 と移動してきました。
子どもも一緒です。

転勤辞令が出たときに、住む場所や通う学校を選べる自由度がある場合は教育移住のチャンスです。可能な範囲で住む場所と子どもが通う学校を選んでみるといいと思います。

もし合わなかったら、次の異動でまた教育移住のチャンスがあるのも転勤族ならではの特権!

もちろん。子どもの性格や、家族の状況などさまざまな要因で、なかなか上手くいかないことも多いと思います。

それでも、
「自分たちで選んだ場所に住めるんだ!」
「この土地では伝統的な日本の文化を身につけられるかも」
「この土地では多様性に触れさせたい」と
思いながら転居することで、少しワクワクしてきませんか?

TOKIOさんが歌う「宙船」という歌の中に
 ーその船を漕いでゆけ お前の手で漕いでゆけー
という歌詞があり大好きです。作詞作曲は中島みゆきさんです。

転勤のたびに、大きな波にのまれそうになります。
パートナーが転勤族であることで、いつくるかわからない波に、いつも怯えていなければならないのかと思うこともあります。

けれどどんな荒波のなかでも、「自分の船は自分の手で漕いでいくんだ」と心に決めることで、大きな波でも小さな波でも、嵐の中でも漕いでいく勇気がでます。

自分がオールを離さずにこぎつづけることで、いつか自分のたどりつきたい場所にたどりつける気がするんです。

少し熱くなってしまいました(笑)。この歌を聞くと熱くなっちゃうんですよね。。。。

転勤は、そんな大海原をたった一人でいくわけじゃないです。
温かい出会いや、大きな気づきや、美しい夢と出会える可能性があります。

同じように転勤や子育てで悩みながら試行錯誤しながら頑張っていらっしゃる
ママたちと励まし合ってなんとか暮らしていきたいと思っています。



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