インターナショナルスクールへの入学を検討されている方は
期待とともに沢山の疑問も抱えているのではないでしょうか。
わが家の娘たちの入学前は
「娘たちがやっていけるか…」という心配とともに
親である「自分」がやっていけるか??
という心配も大きかったです。
インターナショナルスクールで、
英語に苦手な親がやっていけるか問題の
重大なことの一つとして、
先生との面談があると思います。
そして、対策としては
大きく分けて2つのポイントがあるのではないでしょうか。
- 英語対策
- そもそも先生との面談って(日本語であっても)どうすればよいの?
です。
1については、私のように切実な方にはお分かりいただけるかと思います。
英語が得意な方は読み飛ばしてください。
2については、日本でも担任の先生との面談時に、
「準備をしておいた方が絶対お得!!」と
思ったことから整理してみました。
私の英語レベルをお伝えするのは恥ずかしいけれど
レベル感をお伝えしておきますと💦
大学受験時がピークで
その時に取得した英検準2級が人生最高です・・・・。
英検準2レベルの自分の感触は・・・
挨拶はできる。
表情と時折拾える単語から話の筋を想像できる程度です。
はい。
自分から質問した内容への返事ならおよそ理解できるけれど、
話題が次へ移ると理解できないことが多いです。
この記事では、親が英語ができない場合、
インターナショナルスクールでの先生との面談はどんな感じ?
ということについて書いていきます。
また、一歩進んで「面談の生かし方」まで
イメージを持っていたけただけたらと思います。
いつ?どんな面談があるの?
学期に1回 15分
学校によって様々かとは思いますが。
我が子が通うインターナショナルスクールでは、
1学期(1ターム)に1回のペースで面談が用意されていました。
コロナ禍ではオンライン面談でした。
2022年10月現在は、オンライン希望の方は可能だけれど、
基本的には直接学校に行くパターンにもどってきています。
1回の面談時間は15分です。
日本でも2つの小学校へ行きましたが、どちらも面談は15分間でしたので同じ感じですかね。
時間希望を出せる
時間希望を出せるというのが、日本にいた時との違いでした。
日頃も学校とはメールでのやりとりが可能です。
毎週金曜日に、その週のニュースレターが送られてきて、
どんな勉強をしたか、翌週の持ち物などの注意すべき点などが書かれています。
ちなみにですが、
日本の学校ではお便りが配られることが多いと思いますし、先生によってクラス便りの頻度は様々ですよね・・・・。
わが子が通うインターナショナルスクールでは、
学校で週1回のニュースレター(お便り)は仕組み化されています。
それにプラスして、追加でメールがくることはあります。
面談については、
2週間分の日程と授業終わりの14時~16時の中で15分毎のコマに分けられていました。
スプレッドシート(共有できるExcelみたいなやつ)が送られてきて、各自希望の時間に入力する形式でした。
準備せずにのぞんだ初回の大失敗
何を言っているかさっぱりわからなかった
入学してからはじめての面談は、コロナ禍だったのでZOOMで行われました。
「どうしようどうしよう」と思いながら何も準備せずに臨みました。
結果は散々なものでした。
何を言われているかさっぱりわからなかったです。
「質問はありますか?」と何度も聞かれましたが、
質問も思いつかず、言いたいことは英語に変換できず、
かたまったまま終了。
最後に先生が「何かあればいつでもメールくださいね」
と言っていただいたことだけはわかりました…。
先生のお国言葉、性格にも左右される
こちらの準備不足ももちろんありますが。
先生の出身地や性格にももちろん左右されます。
私たち世代の日本人が習ってきたのはほとんどがアメリア英語。
学校がイギリス系ということもあり、先生たちはイギリス出身の方が多く、
中でも次女の担任の先生はアイルランドのご出身だったのです。
あまりに聞き取れなかったので落ち込んで「アイルランド」「英語」で検索したところ、
早口でしゃべる量が多い、発音もアメリカ英語とは違う、
と書いてあり、英語話者であっても割と聞き取りにくいとのことでした。
ひとりで首がもげるほど納得して、同時にホッとしました。
そんなこともあり、先生の英語の発音やスピード、
はたまた性格にもよりますのであまり落ち込まないことが大事です。
面談準備 英語
先生のせいにしていてもはじまらないですし、私の英語の上達には時間がかかるので、次からは面談前に準備をしていくことにしました。
文章にして持参
とにかく予習していきましょう(笑)
聞きたいこと、伝えたいことは文章にして手帖や紙に書いていくことが一番です。
一度書けば、見ないで言えるかもしれませんし、言葉につまったらそのままノートを「コレ!」と
見せてしまってもいいかもしれません。
英語で書けない、という私と同じレベルの方はグーグル翻訳で翻訳して準備しましょう(笑)
こちらが主導権をにぎる
一番いいのが、こちらが主導権を握ってしまうことです。
先生の性格によってはできない可能性もありますが、大抵の先生には通用するはず!
「Hi」と挨拶をしたら、
「〇〇(子どもの名前)は、あなたのクラスを楽しんでいます。」
とか
「〇〇はあなたのクラスで、すごく成長しました」
などとちょっと感謝の意を示してから、
その流れでこちらの言いたいことを先に言います。
すると、こちらの英語レベルを先生も把握してくれますし(笑)
こちらの話に沿ってクラスでの様子などを話してくれるので、会話が成り立っていきます。
とにかく勇気を振り絞って、
こちらから「伝える」意思表示をしていくと15分間固まって帰り道に落ち込む、
ということにならずに済むような気がしています。
面談準備 日本と共通
事前に情報を仕入れておく
日頃の情報取集もとても重要です。
はじめての面談で大失敗。
何も聞き取れない悲しい時間を過ごすことになった原因のひとつは、情報不足にもあったと思います。
カリキュラム、学校の様子、年間行事などを、ある程度英語で把握しておくと、
重要な単語が聞き取れますし、話の予想がついて流れをつかみやすくなります。
お友だちの名前、教科の先生の名前なども事前に子どもから聞いていると話が分かりやすいです。
子どもにヒヤリング
面談の1週間程前になったら、子どもにも
「先生に伝えておきたいことある?」
「今学校で困っていることある?」
「何の教科が好き?なぜ?」
「先生と相談しておいた方がいいことある?」
と聞くようにしています。
すると、「特にない」ということもあれば、
要相談案件(ネタ)が飛び出してくることもあります。
いずれにせよ、
「学校で困ったことがあれば、親も先生も味方だし
あなたをサポートしたいと思っている」
ということを子どもに伝えるいいチャンスになるのではないかと考えています。
そして何より、話のネタを準備することができます。
先生に伝えたいこと、聞きたいことを明確にしていく
面談を「面倒くさいから行かない」と言う話をたまに聞きます。
と~ても気持ちがわかりますが、わが子にとって有益なチャンスなので、
ぜひ行って、15分を有効に生かしてみることをお勧めします。
例えば、我が家の長女は小学1年生の時(日本にいました)、
字がめちゃくちゃヘタでした(笑)
(今は上手になりましたよ。アセアセ)
国立附属小学校に入ったこともあり周りは優秀な子が多かったようで、
1学期末での面談時、先生はわが子のことをあまりよく思っていなかったようなのです。
ところが面談で
「うちの長女は字が雑で、行動も雑なところがありますが、
発想力が豊かでエネルギッシュで、好奇心旺盛で、感受性が豊かで優しい、
底力のある子だと思って育てています。」
ということをお伝えしたところ。
2学期から先生がわが子を見る目が変わったのです!
手をあげて発言したり、
目をキラキラさせて仲間を誘いながら楽しそうに活動に取り組む長女のことを、
認めてくださり、色々と任せてくださるようになりました。
面談で伝えていなければ、
「字が汚いちょっとガサツな女の子」
と思われたままだった可能性があります。
クラスに35人も子どもたちがいるので、それは仕方ないことです。
字が汚いのは彼女のほんの一部であり、
魅力的な点もあるので、先生のこのクラスにとって有益だと思いますよ~
ということがやんわり伝わったのがよかったと思っています。
素直に聞きいれてくださる先生だったことも幸いしたと思いますが、
1クラス35人を1人で担当する日本の学校においては特に、
子どもの特性を一人一人把握するのは並大抵なことではありません。
なので、子どものことを一番よく知っている親が、
わが子の長所や短所、魅力、育て方をお伝えすることは、
先生、親、子ども、みなにとってメリットしかないと思います。
このことから、インターナショナルスクールの先生にも
積極的に「わが子の取説」をお伝えするようにしています。
すると、日本以外の先生もみなさん喜んで聞いてくれて、
面談後にはその子に合った対応をしてくれています。
パパを巻き込む
親なのにこういう言い方はおかしいかもしれませんが。
学校関係のこと、例えば親同士のコミュニケーションや
お便りを読んで準備をすることなどを
一手にひきうけているママさんは多いのではないでしょうか。
私と同じ転勤妻ならなおのこと、
パパがほとんど家にいないから仕方ない・…。
でも、最近は面談をオンラインで行ってくれるところも増えてきました。
またコロナ期を経て、
職種によっては「今日は在宅勤務」などを選択できる人も増えています。
もし可能でしたら、ぜひパパも一緒に面談に参加されるといいと思います。
先生とママは「~~ですよね…」なんて普通に会話が弾むことでも、
「え?そうなの?」となることが案外多いです。
例えばわが子の場合ですと
「次女ちゃんは、算数が得意ですよね。
いつもクラスで一番に解き終わっていますよ」
という先生からの嬉しい報告も、
ママは本人から常々得意げに報告を受けていても、
パパまで伝わっていないことがあります。
面談後にパパと娘が
「次女ちゃん算数得意なんだって?先生から聞いたよ」
「そうだよ!算数博士って呼ばれてるよ!」
なんて会話をしているのはなんとも微笑ましいです。
また、そこからパパが子どものことに一歩踏み込んで宿題を見てくれたり、
学校の様子に興味を持ったりすることも多いと思います。
ぜひ、先生の力をお借りして、パパにも積極的に育児に時間と意識を割いてもらいましょう(笑)
面談を活かすもころすも自分次第
ということで。
私もまだまだ試行錯誤中ではありますが。
先生とのお付き合いの仕方は万国共通であることを実感しています。
・先生への日頃の感謝を具体的に述べること。
・わが子の取説をお伝えすること。
・子どもからもよく学校の話を聞いておくこと。
+英語の場合は、伝えたいことを英語の文章で書いていくこと!
万国共通の先生との付き合い方。
面談の仕方でした。